結婚式準備を進めるにあたって、切っても切り離せないのが「どこで節約する!?」です。
お金が無限にあればやりたいことをぜーんぶ叶えられますが、そうはいかないのが現実ですね。
そこでこの記事では、実際に結婚式を終えた私が「結婚式で上手に節約するポイント」を紹介したいと思います。
実際に節約したところ、あえて節約しなかったところ、節約したけどしなければよかったところ、が参考になれば嬉しいです!
卒花直伝|結婚式で上手に節約するポイントを解説
この記事では、結婚式準備の進む時系列順で、節約ポイントを解説していきます。
またそれぞれの節約効果については、以下の基準のもと★3つで評価しています。
節約効果
1~5万円程度:★、5~10万円程度:★★、10万円以上:★★★、で分類しています。
節約しない方がいいもの
節約ポイントについて解説する前に「節約しない方がいいもの」についても説明させてください!
何でもかんでも節約していくと、チープさがゲストに伝わってしまいます。
- 料理
- 引き出物
- お車代、お礼代
- クイズの景品
私が節約しないようにしたのはこの辺り。よく言われている話ではありますが、「ゲストに直接触れる部分」は節約しない方がいい。

せっかく来てくれたゲストをがっかりさせたくないですよね。


例えばお料理ランクの節約効果は(差額×人数)となります。(人数にもよりますが)
10万円程度の節約効果を簡単に出せるポイントですが、一番安いコースだと量が少なかったりメインが鶏だったりと、料理の節約では節約したことがダイレクトにゲストに伝わっていまいます。
「自分たちの結婚式のためにわざわざ集まっていただいている」「お料理を楽しみに来るゲストも多い」ので、お料理は絶対にケチらない方がいい!(引き出物も同じ理由)
また、実際に結婚式を終えて「ケチらなくてよかった~!」な一番のポイントは「お車代、お礼代」です。両親からも「お礼代はケチるな!ケチるぐらいなら結婚式自体やらない方がいい!!」と口酸っぱく言われており、
- 遠方ゲストのお車代
- 主賓の方へのお車代兼お礼代
- スピーチや受付をお願いしたゲストへのお礼代
はネットで相場を調べ、出てきた相場(何円~何円)の中間~高い方を目安に包みました。
ゲストの立場に立つとそこをきっちりしている結婚式(新郎新婦)には好感が持てるし、逆にできていない結婚式に対しては、非常識だな~という印象を持ってしまいます。(経験あり)
▼実際に包んだ金額を大公開


結婚式場選びでの節約ポイント
それでは結婚式の節約ポイントについて解説します!まずは会場選びにまつわる節約ポイントから。
契約後にはどうしようもないので、なるべく早い段階でこれらのポイントを意識しましょう。
節約効果★★★|相場感を見極める


どの挙式スタイル、どのエリア、どの式場を選ぶかどうかで、相場感は大きく変わってきます。
- 挙式スタイル
- エリア
- 式場
まずは「挙式スタイル」を決めましょう。キリスト教式、人前式、神前式、などどのスタイルを選ぶかどうかで相場感は変わってきます。(キリスト教式は高めの傾向)
また「エリア」も費用に直結します。都会のアクセスがいいところはどうしても高くなりがち。
とはいえあまりにも不便な場所だとゲストに申し訳ないので、立地の良さと費用との折り合いをつけましょう。
そして「どの式場を選ぶか」どうかが一番の節約効果を発揮します。
同じ衣装、同じお料理グレード、同じ装花、同じ演出をつけたとしても、会場によってその価格は変動します。
契約後に会場の変更はできないので、契約前の見積もりの時点で、その会場の相場感と、最終的な金額が予算内に収まりそうかをしっかり見極めましょう。
(初回見積もりからざっくり100万円は上がると思っておいた方がいいです)



要チェックポイントはノーマルのお料理のグレードです。
アップグレード前提で標準のお料理の内容がしょぼい(メインが鶏、量が少ない、ドリンクの選択肢が少ないなど)会場の場合は、恐らく選ぶであろうお料理グレードの値段で見積もりを出してもらいましょう。



僕たちの選んだ披露宴会場は、標準のお料理でもメインは牛フィレ肉で、アップグレードなしでも十分に満足のいく内容でした!
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節約効果★★★|お得な日取りを選ぶ
トップシーズンの休日の値段はどうしても高く、一方オフシーズン、平日、仏滅の値段は安めです。
仏滅(お日柄)は気にする人と気にしない人に分かれます。
結婚式は自分たちだけのものではないので、両家の両親や祖父母の中に一人でも気にする方がいるなら避ける方が無難。
私の場合は
・新郎側のお母さんから「仏滅はやめてほしい」
・友人は皆働いているので平日は無理
・結婚式を挙げたい時期はもう決まっていた(3月ごろ)
ということで、日取りの節約はしませんでした。
節約効果★★★|契約前に交渉する
契約後は基本的に値下げ交渉には応じてくれません。(契約を交わした後なので)
- 具体的な予算を提示する
- 他会場と迷っている旨を伝える(他会場の見積もりも用意しておく)
契約を交わすまえに、このような方法で値下げ交渉を行いましょう。


値段の交渉以外にもこんなケースがあります。
プレ花嫁instagramでは「絶対にやりたい演出があったのに、会場からできないと言われた」「憧れのフローリストさんのブーケを持ち込みたかったのに、生花の持ち込みが不可だった」、こんな声を見かけます。(これは会場側は悪くなく、新郎新婦の確認不足ですね。)
このようなこだわりポイントがある場合は、それが叶う会場なのかを「契約前に」確認しておくこと。そしてそれらが不可な場合は「交渉でOKにしてもらう」or「別の会場にする」必要があります。
披露宴の演出での節約ポイント
結婚式の演出の有無、その内容でも、節約が可能。
節約効果★★|ウエディングケーキ
結婚式にあって当たり前のウエディングケーキ、本当に必要ですか?
ウエディングケーキに憧れがある、演出上ケーキが必要、な場合はいいのですが、当たり前のように存在しているこのウエディングケーキ、実はナシにしてしまうことが可能!



夫が結婚式で絶対にやりたくない演出の一つが「ケーキ入刀~ファーストバイト」だったので、ウエディングケーキごとナシにしてしまいました!
またウエディングケーキを「生ケーキ」→「イミテーションケーキ」に変更することで、およそ2~3万円節約することも可能。
節約効果★★|装花
お花はボリュームや花の種類で大きく金額が変動します。
ゲストテーブル装花(相場は3000~1万円)は×テーブル数、になるので、呼ぶゲストが多いほどその節約効果も大きくなります。
装花についてはあらかじめ予算を決めておき、装花打ち合わせの際に、その予算内でどれぐらいのボリュームを出せるのか聞いてみましょう。


装花の節約ポイントはこんな感じです。
- メインテーブル・ゲストテーブルの装花を減らす
- テーブル数を減らす(コロナ禍では厳しい)
- 大きなお花のかわりに花びらを散らす
- お花の代わりにグリーンで代用する
- 花以外のアイテムを活用する
(キャンドル、バルーン、ぬいぐるみ、など)



披露宴の時間帯が夕方~夜だったので、装花はお花よりもキャンドルメインにしました。素敵。
手作り・持ち込みできるアイテムの節約ポイント
これから紹介するアイテムを手作りすることによる節約効果は低いものの、数少ない手作り節約ポイント!そして手作りすることでオリジナリティを出すことも可能です。
時間に余裕のある方はぜひ手作りにチャレンジしてみてください!
私は
・招待状に同封する「ウエディングタイムライン」
・「席札」
・「プロフィールブック」
・「ムービー」
を手作りしました。
また「席次表」はコロナ禍のためなしにして「席次ボード」で代用しました。
節約効果★|招待状
結婚式の招待状は、式場の結婚式プランの中に含まれる場合も多くありますが、そうでない場合は一工夫で節約が可能。
招待状を式場でお願いすると500円前後必要ですが、結婚式専門のサイト等で注文して持ち込むと1部あたり300円前後で済みます。(私が最初検討していた式場は1部600円でした)
ただし節約の味方でもある「WEB招待状」ですが、中高年の方には扱いが難しかったり、目上の方には失礼にあたったりするので、使う相手は選んだ方がいいかもしれません。
・親族、上司→紙の招待状
・友人、同僚→WEB招待状
で分ける方をよく見かけます。いいアイデアですね。
節約効果★|席札


名刺二つ折りタイプの席札は、ワードとエクセルと専用の紙(と挿入したいイラストデータ)があれば簡単に手作りすることができます!


結婚式専門サイトで席札を注文すると1枚およそ70円前後ですが、この方法で手作りすれば1枚あたり10円ちょっとです。抜群に安い。
大好評!席札の作り方


節約効果★|席次表・プロフィールブック


結婚式の定番アイテムである「席次表」と並んで、最近は「プロフィールブック」が人気です。
席次表を式場でお願いする場合は1000円前後の費用が必要。外部業者に注文する場合は500円前後が相場になっています。一から手作りする場合は印刷代だけで済みますが、その分手間がかかるので、そこは時間と相談してください。
プロフィールブックとは、席次表の代わりにゲストに配るペーパーアイテムで、席次表・お食事のメニューなどの必要情報+二人のプロフィール・フォトギャラリーなども組み込めます。
- オリジナリティを出しやすい
- コロナ禍でおしゃべりしづらい中、ゲストが手持無沙汰にならないためのアイテムでもある
- 前撮り写真を活用できる
こんなメリットがあるので、余裕があればぜひプロフィールブックを準備して欲しい。
ゼロから作ってもいいし、テンプレートだけ購入してそこから手作りしてもいい。詳しくはこちらの記事にまとめています。
プロフィールブックの作り方と印刷方法




節約効果★★|オープニング・プロフィールムービー


結婚式関連ムービーの制作を式場に依頼する場合、結構な金額が必要です。(内容や本数による、5~20万円ほど)
完全に手作りする場合は動画編集ソフト代の1万円ほどで作成が可能ですが、時間がめちゃめちゃかかるため安易におすすめはできません。時間とお金を天秤にかけて、どうするのか選んでくださいね。
結婚式場ではなく外部業者を自分で探してきて依頼する場合は、費用が半分ほどで済む場合があります。(多くの式場でムービーの持ち込み料金・スクリーン等機器のレンタル料がかかるのでご注意ください。)



結婚式準備は基本妻が主体でしてくれましたが、ムービーだけは僕が担当しました。動画編集経験のない方の自作はおすすめしません。。。
ムービーは式場に依頼する以外に手作り・テンプレート・外注の4つの方法があります。節約したいなら必見!


手間なく節約するなら、完全な自作ではなくテンプレートの利用がおすすめ!
おすすめテンプレート集


衣装やアクセサリーでの節約ポイント
節約効果★★★|衣装


衣装は提携のドレス会社でしか借りられないイメージがありますが、式場によっては持ち込みも可能です。
式場で借りるドレスの相場は1着20~40万円ほどで、ブランドや素材にこだわると60万円オーバーのドレスも普通にあります。



(私は38万円のドレス。22万円分はプラン内に含まれる。)
一方持ち込む場合は最安1万円から、10万円あればこだわりを十分発揮できます!


衣装の持ち込みはほぼ確実に持ち込み料がかかってきますが、それを加味しても持ち込みの方が割安のことが多いです。
また、男性の衣装(タキシード)については、提携会場のタキシードは種類が少なく、新郎が標準体型でない場合はなかなか似合うものが見つからないことも。そんなときにもタキシードの持ち込みをおすすめします。



僕は低身長・ぽっこりお腹でなかなか似合うタキシードがなく、持ち込みを真剣に考えました。
が、タキシードについて考え始めたのが結婚式1か月前で、持ち込み(オーダーメイド)は間に合わず。提携の中からなんとか似合うものを探しました!
タキシードの持ち込みを検討されるなら、早めに動き出すことをおすすめします!
節約効果★|アクセサリー


アクセサリーはブランドなどのこだわりがないのであれば、絶対に個人で購入して持ち込むべき!!!提携のアクセサリーはレンタルなのに高いです!
私が結婚式でお世話になったアクセサリーはステラブライダルさんで購入しましたが、イマドキなデザインで安っぽく見えないものがリーズナブルに揃います。(勝手に紹介)
おすすめショップを紹介しています





ちなみに私はアクセサリー類は全て持ち込みました。(アクセサリーの持ち込み料無料)
最近はSHEINのような格安サイトを上手に使って、アクセサリーを揃える花嫁さんも増えてきましたね。


節約効果★|ブーケ


会場の多くが「生花」の持ち込みができません。
衛生的に無理な場合が多いそうでここは納得ですね。



持ち込みに寛容な私たちの会場でも、生花の持ち込みは不可でした。持ち込み料はかかるけど造花であればOK。
最近はやりの造花ブーケ(アーティフィシャルブーケ)だとこんなメリットがあります。
- 生花よりも1~3万円安い
- 軽い
- 式後にフリマアプリで売却が可能
生花のブーケって持った経験がないのでイメージしづらいと思うんですが、重いです!!!披露宴の数時間持ちっぱなしは本当に大変。腕力に自信のない方は造花がおすすめです。
またそもそもの費用が生花よりも安い上に、式後売却が可能なので、実質の費用をかなり減らすことができます。最近の造花はクオリティがかなり高いので、1~2万円出せば本物同然のブーケが手に入りますよ。
まとめ|結婚式はポイント次第でゲストをがっかりさせずに節約できる!
結婚式における節約ポイントについて、実体験とともに紹介しました。
お金のかかる結婚式準備だからこそ、賢く節約しつつ、理想のものを作り上げていってくださいね!
SHEINではブライダルアクセサリーだけでなく、ウェルカムスペースアイテム等も格安で揃います!
節約花嫁さん必見


なにかとお金のかかる結婚式準備では、ポイントのよく貯まるクレジットカードを活用しましょう。

