結婚式の節約ポイントまとめ!実際にした節約と逆にお金をかけたところ。




結婚式、どうやって節約しよう?
結婚式ってお金が無制限にあればやりたいことをひたすら詰め込める夢のようなイベントだけど、実際にはやりたいことの費用と予算のバランスを取りながら上手に節約していく戦いです。
こちらの記事で私の結婚式にかかった全費用(会場費用、自前で用意したもの、お礼代などすべて)を公開していますが、規模感と内容のわりに比較的リーズナブルに抑えられたと思っています。
そこでこの記事では私が実際にした節約の方法と、逆にお金をかけたポイントをまとめます。
人によって大事にしたい部分や節約ポイントは違うので、参考になるものがあれば取り入れてみてくださいね。
私がやった節約ポイント
実際に節約したポイントは8つ。
- 会場の費用相場
- 当日の動画撮影なし
- アルバムは式場で作らない
- ペーパーアイテムの自作
- 小物類の持ち込み
- ケーキカットなし
- エステなし、シェービングのみ
- 前撮りは1回だけ
それぞれ解説していきます。
会場の費用相場を考える


誰が何と言おうと、結婚式における一番の節約方法は「相場の安い会場選び」です。
- ペーパーアイテムを外注せずに自作→数万円
- ブーケの持ち込み→1-2万円
- 衣装をプラン内で抑える→大きくても20万円ほど
手間をかけて手作りして持ち込んだとしても、押さえられる金額は限られています。
もちろん一生に一回のイベントなので、やりたい演出や着たいドレス、イメージに合う会場探しは大切ですが、その会場の費用相場がどの価格帯なのか、それが自分たちの予算に収まるのか、は絶対に確認しておきましょう。
安く収まる会場 | 高くなる会場 | |
持ち込み料 | だいたい無料 | 何かとかかる |
料理 | 基本プランでも十分 | 基本だとスカスカ アップグレード必須 |
ドレス | プランに無料分が 組み込まれている | ・無料分なし ・高いドレスしかない |
基本料金(式場が提示してくる初期の見積もり)だけで比較して「予算内だからいける!」と契約するのは危険です。
例えば持ち込みNGの会場でも、契約前に交渉したらOKになったという例がありますが、契約後に慌てて交渉しても持ち込みNGのままです。


また式場の契約はお得なブライダルフェア(式場探しサイト)を経由するとお得な特典がもらえます。
取りこぼさないように、条件に当てはまるものを探しましょう。
当日の動画撮影なし


式場と提携しているカメラ会社にお願いできることはこちら。
・写真の撮影
・動画の撮影
・撮って出しのエンドロールムービー
・アルバム
全部を依頼してしまうと高くなるので、必要なものだけに絞りましょう。


私たちの場合、映像や撮って出しのエンドロールに関しては悩まずになしにしました。
当日は夫の後輩がゴープロで終始撮影してくれていたこともあり、ここにお金をかけなくてよかったなぁと振り返っています。
ただし映像が絶対に欲しい!、完成度の高い映像が欲しい!という場合はプロにお願いするのが賢明です。
気を遣わないゲストに写真や動画をお願いすることは可能ですが、操作方法を間違えたり何らかのトラブルで上手に撮影できていないことがあっても仕方ないと思っておくべき。
アルバムは式場で注文しない


結婚式のアルバムを式場で依頼すると、かなりの金額がかかります。
式場で注文 → 1冊数万円~十数万円
自分たちで作成 → 数千円~
ハイクオリティのアルバムが欲しい!という人以外は、カメラマンからもらったデータをもとに、自分でアルバムを作るのがおすすめです。
私はカメラのキタムラで作成しました。
驚愕のコスパで心からおススメできるアイテムです。
ハードカバーのフォトブックを比較したい方はこちらの記事が参考になりますよ。
ペーパーアイテムの自作


自作は外注と比べて費用が圧倒的に安いだけでなく、
・オリジナリティを出しやすい
・納期の心配をしなくていい
というメリットもあります。
ただし自作には労力がかかるので、多忙な方は外注で楽をする方がいいですね。
私が手作りしたペーパーアイテムはこちらです。
プロフィールブック | データを作って プリントパックで印刷 |
ウェルカムボード | データを作って ラクスルで印刷 |
席札 | ワードとエクセルで作って 自宅プリンターで印刷 |
それぞれ作り方を解説しているので、手作りしてみよう!と思った方は参考にしてくださいね。
小物類はすべて持ち込み
私の会場では小物の持ち込みは基本的に自由だったので、アクセサリーや肌着等はすべて持ち込みました。
簡単に節約できるのでお勧めの方法ですが、会場によっては持ち込み料がかかります。要確認。
ブーケ


ブーケには持ち込み料がかかりましたが、それを加味しても安いので持ち込みを選びました。
かかる費用 | |
式場で注文 (生花ブーケ) | 30,000~50,000円 |
持ち込み (造花ブーケ) | 10,000~30,000円 ;持ち込み料1万円 |
造花のブーケは安いだけでなく他にもメリットがたくさん。
・生花より安い
・生花より軽い
・枯れない
小ぶりなブーケを選んだ私でも、披露宴の間何時間もブーケを持っているとかなり腕がしんどくなりました。
「軽さ」が一番のメリットかもしれません。
ブライダルインナー
ブライダルインナーはドレスショップで購入すると高いです。
節約したい場合はメルカリを活用したり、ブランドもの以外で用意するのがおすすめ。
私はサイズが合わないリスクを考えた上で、上半身のインナーだけブライダルショップで購入し、ペチコートは自分で用意しました。
ドレスにおけるペチコートの役目は、透け防止ではなく「身体とスカートのこすれによる静電気発生で歩きにくくなることを防ぐ」ことです。(ドレスショップのお姉さん談)
そのためペチコートはスカートタイプではなくパンツタイプ、丈はひざ下のロングタイプがいいそう。
↑の商品は丈の長さが選べるパンツタイプのインナーです。実際に結婚式で活用しました。
アクセサリー
イヤリングはInstagramのプレ花嫁さんに人気のステラブライダルさんで4,000円ほどのものを購入。
比較的リーズナブルにおしゃれなものが揃います。
ドライフラワーのヘッドパーツはInstagramで見つけたこちらにお願いしました。


こんなにもかわいい上にイメージや衣装に合わせたオーダーも受けられているので、ドライフラワーのヘッドパーツをお探しの方におすすめ。


ブライダルアクセサリーを節約したいなら、一度SHEIN(シーイン)で探してみてください。
かわいいアクセサリーが、ビックリするような値段で見つかりますよ。
ケーキカットなし
これは節約というよりは、夫が絶対にやりたくなかったイベント(笑)
これに憧れる花嫁さんはたくさんいらっしゃると思いますが、ここは旦那さんの考えを尊重してなしにしました。



私も特にこだわりはなかったので、費用が浮いてラッキー。
エステはシェービングのみ
私個人としての節約はここが一番大きいかもしれません。
ブライダルエステ等には通わず、結婚式のための特別なスキンケアはせず、花嫁美容にあたる費用はドレスで露出する部分のシェービングと直前の美容院のみ。



節約というよりは、必要性を感じなかったからやらなかった。
結婚式における花嫁美容って、普段より露出度の高い恰好でも大勢の前で笑って立ってられる自信を持つためのものだと思うんです。だからその必要レベルや目標レベルは人それぞれ。
私は普段の美意識が低く、ブライダルエステや特別なお手入れの必要性を感じなかったので、なしで挑みました。
前撮りは1回だけ


前撮りは何回か・衣装は何パターンもされる方もいますが、私たちは1回・1衣装だけにしました!
結婚式で和装は着るし、お色直しでカラードレスも着る。
一生に一回は着たいウエディングドレスだけ前撮りで着てみました。
強いて言えば色打掛が着てみたかったけど、一回の前撮りで十分満足しました。


前撮りドレスは自分で用意すると費用を抑えられますよ。
逆にお金をかけたポイント
続いてお金をかけたポイントです。基本的にはゲストの満足度を上げるためのもの。
- 料理
- ギフト
- お車代やお礼代
- マスクケース
- キャンドル装花
お料理


前菜を魚のマリネから「36種類の野菜を使ったテリーヌ」に変更しました。
お世話になった北野ホテルはお料理が美味しいことで定評があり、標準のコースでも十分に立派な内容(メインは牛フィレ肉)ではありましたが、こだわりとして変更。


見た目が華やかになり、ゲストの友人が残してくれていたお料理写真はほぼほぼこれでした(笑)
このアップグレードには一人当たり1500円(45人で67,500円)かかりましたが、ゲストの満足度に繋がるのでお金をかけてよかったポイントです!
結婚式を終えてから、お料理が美味しかった!と言ってもらえることが多くて。会場選びの基準が「料理が美味しい」かどうかだったので、ここを褒めてもらえたのは本当にうれしかった。
ゲストに渡すギフト
プチギフト、引き出物、クイズの景品。ゲストに渡すギフト選びはこだわりました。
ゲストの年齢・性別・好み・家族構成などがバラバラな中で全員が心から喜んでくれるギフトって難しくないですが?全員に喜んでもらうことは難しくても、どうせ渡すのであればなんでそれを選んだのかを語れるようにしたい。
私と夫にゆかりのあるもの、思い入れのあるものをギフトとして採用しました。
引き出物
例えば親族&上司への引き出物は「引き出物3点セット」を自分で作りました。
- 両家から縁のある品を1点ずつ
- 引き菓子:好きなパティスリーのお菓子


私の実家からの引き出物は「山田錦の日本酒」。祖父が酒米である山田錦の研究者であったこと、祖父母の住む場所が山田錦の名産地であることから、それを選ぶことで祖父の残した功績を称えることになる上に地元の活性化にもなると思ったから。
★ちなみにお酒は祖父の地元の酒屋さんの井乃屋さんにお願いしました。
手書きラベルが素敵じゃないですか!?
なん十本もお願いしたのに、一枚一枚手書きでラベルを書いてくれます。
味のある字が素敵なこちらは、オンラインショップから購入できます。
このお酒が忖度抜きで好評で、日本酒が好きな主賓の教授からは大絶賛を頂きました。
お酒の味は保証するので、日本酒好きさんぜひ。(勝手な宣伝です笑)
プチギフト


プチギフトでよく見かけるのは、パッケージのおしゃれなお水・ドリンクや市販のお菓子の詰め合わせに、オリジナルのサンキュータグをつけたもの。相場はおそらく100円~200円。
ここも妥協したくなかったので、「二人に縁があって」「かわいくて」「美味しい」ものをお気に入りパティスリーのお菓子から探しました。
送料等を加味すると1個あたり398円。
相場を大きく上回りましたが、大好きなパティスリーのお菓子を配れて満足です。
お店のInstagramはこちら。京都のアッサンブラージュカキモトです。
繊細で美しいチョコレート系がメインのデザートが揃い、オンラインショップでもケーキやチョコレートを購入できます。



一人ケーキでも、デートでも、お世話になりました。
お車代やお礼代
実際に包んだお車代やお礼代の金額はそれぞれ相場を検索して、その金額幅の真ん中~高めぐらいの金額を包みました。
実際に包んだ金額はこちらでまとめています。
いい結婚式だったな~って帰宅して、包みを開けて、あれ?せっかく行ったのに少ない?とは思われたくなかったんです。
その場の出費よりも今後の関係性に投資するイメージ。



節約を意識している人も、できればここはケチらないほうがいいんじゃないかと思います。
お礼のギフト選びに悩んだら、こちらの記事が参考になるかも。
マスクケース


ペーパーアイテム関係は基本的に自作しましたが、マスクケースだけは既成品を購入。
肌に直接触れるマスクを入れるものなので(しかもしっかりとコロナ禍)、手作り感満載のものよりもしっかりした作りのもののほうが絶対に安心だと考えました。
購入したマスクケースがこちら。
・デザイン
・抗菌加工の紙を使用
・三つ折りタイプではなくL字糊付けタイプ
なところが気に入りました。(三つ折りタイプは簡単に自作できるので買う価値が感じられなかった)
ちなみにこちらはminne
キャンドル装花


16:30スタートの披露宴で披露宴中に日が暮れることもあり、装花はキャンドルをメインにしました。
バランスを取るためにお花は削減。
例えばゲストテーブルの装花は、「長机なのでメインになるお花はなし」「中央にグリーンを走らせ、そこに小花をまく」「キャンドルたくさん」でお願いしました。


実際にかかった費用は、1卓あたりで
・グリーン:5,000円
・まき花:3,000円
・キャンドル:10,000円
の合計18,000円です。
キャンドル費用に1卓10,000円かかってしまいましたが、当日の完成度には満足しています。



ちなみに装花でお世話になったのは日比谷花壇さん。
結婚式後に売れるかどうか
節約とは違いますが、結婚式費用を浮かせたいなら「結婚式後に不要になったら売れるかどうか」も大事なポイントかなと思います。
例えば同じ値段でも、無名のノーブランドのイヤリングと今の花嫁さんに人気のあるブランドなら、人気のあるブランドの方が売りやすい。


売る方法としては「メルカリ」などのフリマアプリの他、インスタグラムのプレ花嫁アカウントでは「お譲り」という文化が出来上がっているので、フォロワーさん相手に売ることも可能です。
私も結婚式や前撮りで使用したアイテムは、可能な限りメルカリとインスタグラムのお譲りを通して売り、メルカリで2万円ほどとお譲りで1.5万ほどが回収できました。
まとめ
私が実際に節約したポイントと、逆にお金をかけたポイントについてまとめました。
自分が大事にしたいところにはお金をかけて、そうでもないところは上手に節約。自分の理想だけではなく、ゲストに満足してもらうための工夫も大切。
準備を始める前に予算を設定して、そこで収まるように工夫をすることがポイントかな~と思います!
私が結婚式にかけたお金の詳細はこちらの記事で詳しくまとめています。


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